苫米地 司:北海道科学大学理事長
北海道科学大学(工学部、薬学部、保健医療学部ほか)

プロローグ~佐川やすまさと私~

 佐川君との出会いは1972年(昭和47年)、開設間もない大学の建築工学科の講義室です。北海道や東北から建築家を夢見て集まった学生の一人で、声も体も大きく、実行力のある夢多き学生でした。卒業後は、上富良野と札幌を往来する中で、夢物語のような上富良野の未来を語り明かしました。いつも、「上富良野には世界一の自然という計画資源がある。」で終わるのです。
 私自身、上富良野町住生活基本計画策定委員会、大雪山ロングトレイル模型製作、全道フットパス大会、上富良野中学校の模擬講義等で上富良野町の皆さんとの交流の中で、二人で語り明かした夢物語が実践されていることを実感しました。今、上富良野のために立ち上がった佐川君のリーフレットの真ん中にある「実行」の文字が納得できます。

現状の延長線上に未来はない!

 「地方は衰退するだけでしょうか?」 現状の延長線上に未来を求めるのであれば、衰退の一途をたどることになるでしょう。しかし、日本の各地には、活力溢れる元気な町が沢山存在します。その共通点は優れたリーダーがいることです。
 そのリーダー達は、「豊富な社会活動と人脈」を最大限に生かして地域の魅力を発信し、ファンの輪を国内ばかりでなく海外にまで広げています。それが、地域の衰退を防ぎ、逆に人口流入につながっています。上富良野町もこんな人間をリーダーに選んで頂きたい。

「どうしたら出来るか」を常に考える町へ

 住民の皆さんが役場に何かを提案すると、『「予算がない」「前例がない」「他でやっていない」だから出来ない』という答えが返ってくる、こんな経験はありませんか?出来ない理由を羅列するだけでは何も変わりません。良い提案があれば、役場職員と住民が一緒になって「どうしたら出来るか」を常に考えるべきです。「予算がなければ、外部資金を探す。前例がなければ、前例をつくる。他でやっていないからこそ、実施する。」等々の知恵を絞り出すことです。そうすることで、突飛なアイディアも実現できるのです。この成功体験が好循環を生むことでしょう。上富良野町にもこんな人間がより多く育っていただきたい。

エピローグ~上富良野町のリーダー~

 社会環境が急激に変わっていきます。この変化は、コロナ禍で加速するでしょう。こうした中で、前例踏襲では地方は衰退するだけでしょう。上富良野町を活力ある町に導くためには、世界一の自然という計画資源を生かした「新たな行動」しかありません。「新たな行動」は、新しいリーダーにしか出来ないのです。
 私は、「佐川やすまさ」君が上富良野町の新しいリーダーに最適であると確信します。皆様が、上富良野町の未来のため、佐川君にチャンスを与えてくれることを心から願っています。

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